まだ暑さの残る初秋に大分に行ってきました。
宇佐市安心院の鏝絵を見るのが第一の目的で。
明治時代に製作されたもの、近代のもの、沢山の鏝絵が町内のあちこちに点在していました。
画像はどちらも明治時代に製作された鏝絵。
柄の古今はあってもデザインの基本は変わらないんだなぁと改めて感じました。
帰りに立ち寄った高崎山。
高崎山には正直ステレオタイプなイメージしかなく(飼いならされた猿たち、レトロな観光地)
同行していた友人に薦められるまま訪れたのですが、これが予想外に面白かったのです。
猿たちはえさを与えられてはいますが本来は野性の猿たち。
見ていると人間を頼ってきているというのではなく自分たちの生活の選択肢のひとつとして山から下りてきているという感じ。
実際山の実りが豊かな時期は降りてこないことがあるそう。
公園内でも人と猿がお互いにルールを守って共存しているという雰囲気でした。
人間は猿たちを見に来ているつもりでいますが
実は猿たちが人間を観察しているのかもしれませんね。
急に思い立っての友人夫妻との日帰り旅行でした。
綿密に計画する旅もよいのですが気の向くままの旅もよいものですね。