ぶれない

 

 

これは先日手に入れた本。

用事があった施設内の書店でたまたま目に留まったもの。

おしゃれについて本や雑誌を買ってまでの興味はなかったのですが、この本はおしゃれについての指南というよりも女性としての姿勢、生き方についての辛口のアドバイスといった内容で今の自分にとって良い刺激となる内容でした。

耳が痛い箇所も多いのですが読んでいて背筋が伸び、気持ちがまっすぐになる爽快感がありました。

 

ところでこの本を手に入れた本屋さんは1坪程度のとても小さなスペース。

なのにここで本を購入する確率は他の書店と比べて格段に高いのです。行けば何かしら気に入った本が見つかると行った具合です。

最初はこの書店の品揃えの指向が私の嗜好と合うからだと思っていました。しかしその後周りの何人かからここに寄るとだいたい本を買ってしまうとい声を聞く事に。しかも聞いた相手は年齢も好みも全く違う人たちです。

このお店の限られたスペースで出来るだけ沢山のニーズに答えた品揃えをするという事はきっと高い能力と努力が必要とされているのでしょう。制約が大きくリスクの高い仕事だと思います。

 

でももしかしたらこういう小さなお店だからこそ出来るサービスなのかもしれないとも思いました。

大型店で溢れんばかりの品揃えの中から選んで買い物をするのとは違う、少ないけれども選び抜かれた段階でその商品の輝きが生まれ、それがお店の魅力に繋がる...行けば必ず良い出会いのあるお店。商品は常に変化しても精神はぶれない、その存在が安心につながるお店。

 

そんなお店がもっと増えてくれないかなぁ。

そういうお店が沢山ある町ってとても魅力的な気がします。