先週tomitaの展示会参加のため福岡市に行ってきました。
会場には輸入品をメインとした壁紙やファブリックの数々が展示されていました。
クロスは紙や不織布製が殆どでした。一般的なビニル壁紙とは質感や発色のクォリティが違うので こうして沢山の実物を見る事が出来て有意義でした。
こういったクロスはその色味や質感の良さで壁の一部分だけに貼っても部屋が見違えるようになることがあります。ただコストが高くなること、メンテナンスや施工がビニル製よりは手がかかる点で採用件数はまだまだ少ないのが現状です。
ですが空間を効果的に彩るツールとしてこれからも提案していくつもりです。
夕方 宿泊ホテルの近くだったのでキャナルシティを歩いてみました。
ここはちょうどオープンしたばかりの時に来た事がありますが、それから早いもので17年経っているのですね。
ここの建築の中に水(運河)と緑を大胆に取り入れた発想が17年前にはとても新鮮に映りました。
まだ建築の仕事を始める前の事でしたが、もしかしたら今までのプランに植栽や水をとりいれる事が多かったのはここで受けた影響が大きかったのかもしれないとふと思いました。
それからもう一つ感じた事。
17年も経つとどうしてもこのような施設は鮮度が落ちてしまいがちですがこの水と緑がそれを感じさせないポイントになっているのではないかと言う事。
水も緑も不変でありながら成長と変化もしています。それがそのまま建築物の不変さと人や物の変化や成長に呼応しているのではないかと思ったのです。
もちろんそれだけでない他の要素もあると思うのですが、今後デザインを考えるにあたってのヒントになると思いました。
夕食はは美味しい物をいただこうと色々と計画していたのですが夕方ちょっと空腹を納めるつもりでたのんだフレンチトーストが思いっきりアメリカンサイズで結局夜はホテルでお茶だけで過ごしました。
その時に欲求に走ると後でつけがくると事がありますね。
しかし甘い物からの誘惑を断るのはなかなか厳しいものでして....
博多の街はいつ行っても活気と明るさを感じます。
博多っ子の気質みたいなものなのでしょうか。
好きな街のひとつです。